アーユルヴェーダ情報局「意識と瞑想」

<意識と瞑想>

 

瞑想をすることで「本当の自分」を見いだし、

精神的にも感情的にも健康な状態を保つことができるようになります。

すでに瞑想を行っている人は、そのまま続けてください。

初めての人は、まず心を静寂にする練習から始めます。

最初は、さまざまな疑問が頭に浮かんできます。

正しく瞑想をする方法は?目的は?

何かを感じたら、それを理解する方法は?

答えを気にしたり、自分で答えを出そうとしないで、

疑問はそのままにしておきます。

一定の時間、静かにして時をすごすのです。

そうすれば、自分の内に潜む知恵の存在に気づくようになります。

その知恵が、人生のあらゆる面において、

あなたを良い方向に導いてくれるのです。

 

<人生は瞑想なり>

 

毎日、朝夕、10分以上、心を静かにして、瞑想を行います。

このようなひとときをもつのは大切なことです。

自分の人生を見守る観察者になり、

瞑想とともに一生を送ることもできます。

自分を核と考え、自分の考えや行動が、

自分と自分の周囲に存在するすべてのものの安寧に、

どんな影響を与えているかを意識するのです。

このような意識を働かせながら人生を送るには、技が必要です。

生活の一部になるくらい練習を積めば、

その技を習得することができるでしょう。

1日の色々な時間帯で、出来る範囲で構いません。場所も問いません。

最初は少しの時間だけ行い、体の反応に意識を向けます。

バスを待っているとき、仕事中机の前で、車を運転しているとき、

食事の支度をしているとき、など、頻繁に意識しましょう。

背骨はしっかり伸びていますか?

もし曲がっていたら、まっすぐにしてください。

その後すぐに元の姿勢に戻っていても、気にすることはありません。

体のどこかの部分、例えば、肩とか脚とかが、

突っ張ったり、痛みを感じたりしませんか?

もし痛みを感じても、止めないで、緊張した筋肉をそっと緩めるか、

痛いところをさすり、瞑想を続けます。

心の状態に意識を向けます。頭の中で何かが囁き続けていませんか?

過ぎたことをあれこれ言ったり、先のことを心配する声が聞こえる…

頭の中のおしゃべりが邪魔になって、心から雑念が消えず、

意識と瞑想に集中しにくい…など、

コントロールするのは、本当に難しいと思います。

その声の調子に意識を向けてください。

おしゃべりが洗脳作用となる場合もあります。

このくり返される想念は、たいていあなたに冷たく批判的です。

完全に消すことはできなくても、自分に優しいプラス志向になるような

メッセージに内容を変えることはできます。

想念がマイナス方向に流れていくのを感じたら、

それを振り払い、心を明るくするようなことを頭に浮かべるのです。

毎日10分間の静寂は、心を落ち着かせるのに大変効果的です。

アーユルヴェーダとドーシャのことを理解するにつれ、

毎日の生活を意識をもって行動するようになります。

自分自身や身のまわりの出来事を深く見つめ、

ただ習慣で物事を決めるのではなく、

意識をもって判断できるようになるでしょう。

 

<日常の心を静める>

 

初めて瞑想をする人のために、心を静寂とする簡単な方法を紹介します。

なるべく床の上か椅子に座って、体を楽にしてください。

力を抜きながらも、背筋はまっすぐに整えます。

次は、呼吸に意識を集中してください。

吸ったり、吐いたりすることに専念するのです。

呼吸の仕方を変えないで、ただ意識を集中してください。

息を吸い込む時は「ソー」、吐き出す時は「フム」と、

声に出さずに言います。

意識が呼吸から離れ、彷徨っているのに気づいたら、

そっと元に戻し、また「ソー、フム」を続けます。

瞑想はたいへん厳粛な行為です。

1日中、いつでも行ってください。仕事をしているときも、

家族といるときも、誰かに愛を打ち明けるときも、

子どものことを考えているときも……。

瞑想しているとき、無上の美を感じ、

どんなときも間違いなく行動できるようになります。

正しい行動をとれなかったときも気にする必要はありません、

後でやれば良いのですから……。

後悔して時を無駄に過ごすことはありません。

瞑想は人生の一部であり、人生と別のものではないのです。